でもツークシュピッツェに登るにはまだお天気がちょっと…という感じだったので、ガルミッシュの街を挟んでツークシュピッツェの反対側にあるヴァンク(Wank)という標高1742mの山に登ることにしました。
ゴンドラに乗って約1000m登ります。このゴンドラ、4人乗りと書いてありましたがドイツ人が4人乗ったらキツキツだろうなという小さなゴンドラでした。
ゴンドラから眺めたガルミッシュ・パルテンキルヒェンの街。
ゴンドラに乗っている途中、雲の中に入って視界が悪くなり、このまま山頂も靄だったらどうしようと思ったけれど、山頂駅は雲の上でいいお天気。
雲海の向こうにはツークシュピッツェの頂上が見えました!
ガルミッシュ4日目にしてやっと姿が見えたツークシュピッツェ!
明日こそ行くからね、天気よくなってね、とツークシュピッツェに向かってお願いをして
山頂の散策を開始。ヴァンク山はパノラマ・ヴァンクとも呼ばれていてアルプスが見渡せる眺めのいい山なので、歩くのが気持ちいい。
アルプスの山々の向こうはオーストリア。このまま雲の上を歩いていけそう。
山の裾の方からカランカランと牛のベルの音が聞こえる。あそこ、牧場かな?
ヴァンク山の上はわりと平坦なので歩きやすい。
歩くこと約2時間、低いところにあった雲が少しずつ上昇して山頂も雲の中に。
雲の中だけど、歩いて暑くなったのでパノラマデッキで休憩。
晴れていたらこの方角にツークシュピッツェが見えるはずだよねぇ、と言いながら見えないツークシュピッツェを想像してビールを飲みました。
この後はまたゴンドラに乗って雲の下に戻り
ヴァンク山の麓にあるアスレチック村(Kletterwald)に行きました。
ヘルメットを被って命綱を付けてやるガチなアスレチック、ドイツでは各地にあります。
はじめは高さにビビッて足が少しすくみましたが、やり始めると楽しい。
こんな風に空中で自転車をこいで木から木に渡ったり、綱の上を渡ったり、子供も大人もサルになった気分で遊べます!
楽しくて夢中になって遊びましたが、普段使わない筋肉を使ったので翌朝起きようとして「ウガーッ」となりました。でもまたやりたい♪
アスレチックで遊んだ後は、ガルミッシュの街の端にあるオリンピックセンターへ。
ガルミッシュ・パルテンキルヒェンは1936年に冬季オリンピックが開催された場所。
開会・閉会式もこのジャンプ台のある前の広場で開催されました。ジャンプ台前を囲む観客席は歴史を感じる石造り。当時ナチ政権下にあったドイツ、このスタジアムのどこかにヒトラーが立って開会宣言をしたのか。
ジャンプ台を眺めた後は、オリンピックセンターから歩いて30分ほどのところにあるパートナッハ峡谷(Partnachklamm)に行きました。歩きたくない人は馬車に乗ることもできます。(車では近くまで行くことができません)
前々日に行ったロイタシュ峡谷は峡谷の上の方に遊歩道が作ってありましたが、ここは川のすぐそば、下の方を歩くようになっています。
そのため水しぶき&岩から落ちてくる雫でけっこう濡れます。
途中で岩のトンネルが何箇所もあるのですが、ライトがないので真っ暗で下が見えず何度も水溜りにはまりました。入り口で河童と懐中電灯が売っていたけど、こういうことだったのか!冒険っぽくて楽しかったけど、次は河童持参で行きたいな。
峡谷の規模としてはロイタシュの方が大きいけれど、勢いのある川のすぐそばを歩けるという点ではロイタシュより迫力があったパートナッハ峡谷でした。
以上、朝からアクティブに活動したガルミッシュ滞在4日目でした。つづく
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