どこか涼しいところに行かなければ・・・そうだ黒い森、行こう!と思いつきました。
ネットで急いで黒い森について調べると、ちょうど先月黒い森のビール醸造所ロートハウス(Rothaus)のミュージアムがオープンしたという情報が。これに決まり!
我が家から南南西に約170km、ロートハウス醸造所のある黒い森のグラーフェンハウゼン(Grafenhausen)という街に向けて出発。
走ること約2時間、ロートハウス醸造所に到着。ビール、ビール♪
標高1000mだからか家を出発した時より涼しい!でも日差しは強い!
工場見学もできるのですが、土曜日は12時からの1回のみ。出発が遅く、到着が12時をちょっと過ぎてしまったので工場見学は諦めて今回はミュージアムに入ることに。
しまった、前日から計画すればよかったなぁ。入場料は見学後の試飲込みで5ユーロ。
ロートハウス醸造所はドイツの他の多くのビール醸造所と同じく修道院が起源。
1791年にベネディクト会の修道院の醸造所としてはじまり、その後の教会財産没収によって醸造所はこの地方を治めていたバーデン大公国の所有となりバーデン大公国立ビール醸造所として発展。1918年のドイツ革命によって公国が終わりをむかえた後は株式会社となり今に至るよう。といっても株主は州なので、公国立から州立になっただけか…普通のビール会社だと思ってたけどこんな背景だったとは知らなかった!
そのため歴代の会長は元州議員だったようで(天下り先?)、これが常に批判されてきたため去年初めて政治と関係のない他のビール会社出身の一般人が会長になったんだとか。ということまではミュージアムでは説明されておらず家に帰ってネットで調べて知ったのですが、ミュージアムは会社の歴史やビール造りへのこだわり等、約45分で見れる内容でした。見学の後は…
お待ちかねの試飲ターイム!試飲できるのは一番の売れ筋、ピルスナー。
ちょっと苦めの、キリッとした味。よく冷えていておいしかった!
おいしかったけど、せっかく工場まで来たんだから瓶じゃなくて生がよかったなというのが本音。ドイツではピルスナーは瓶から直接飲むことも多いのだけど、これならスーパーで買えるし!
試飲はビアガーデンでできるので、夫はここでお昼ごはん。
バーデン風ソーセージ(ハム)サラダ。細長くきったハムを酢と油でマリネしたもの。
この日注文したバーデン風をはじめ、シュヴァーベン風、スイス風などいろんな種類がありますが私は違いがよくわかりません。これは申し訳程度の玉ねぎが入ってました。
おいしいビールを飲んだ後は、次なる目的地に向かいました。黒い森紀行、つづく。
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