Stuttgartから一時間ほどです。草原を抜けて…
見えてきました!
マウルブロン修道院は12世紀に建てられたシトー会(ベネディクト会系)の修道院です。
修道者はベネディクト会のモットー通り、敷地内で祈り、働く生活をしていたようです。
ここは当時の食堂。食事中、話してはいけなかったようです。
修道院の中庭。まだ何も咲いていませんが、春はたくさんお花が咲くようです。
中庭を囲む回廊。差し込む光がきれい。
別棟に続く回廊。正面にキリストの絵が描かれていますが消えかけています。
修道院付属の聖堂。聖堂は今は工事中で一部しか見られません。
とても簡素な聖壇。
修道院の前にある噴水。復活祭向けに卵で飾りつけてあります。
近くでみるとこんな感じ。綺麗に色づけされた卵たち♪
さぁこの門を抜けると、修道院の敷地の外にでます。
これで修道院見学は終わりです。
少しだけ歴史を。マウルブロン修道院がシトー会修道院だったのは16世紀初頭まで。
16世紀初頭、ヴュルテンベルク公ウルリヒはこの修道院を占領しました。その後の宗教界改革を経て、プロテスタントへ改宗したヴュルテンベルク公によってこの修道院も世俗化され、16世紀半ば、マウルブロン修道院はプロテスタントの神学校になりました。この神学校の卒業生にはケプラー、ヘルダリン、ヘッセなどがいます。
昔から残る建物というだけでなく、歴史も興味深いマウルブロン修道院でした!