気を取り直して、朝ごはんをがっつり食べたあとは、いざ、東に向かって出発!
目的地はプラハの約80km東にあるクトナー・ホラという街。ピルゼンからは約170km。
ナビの設定がプラハ中心部を通るルートになってしまっていたようで、プチ車窓観光。
プラハにある面白い建物、ダンシング・ハウス。
プラハ市内の渋滞に巻き込まれつつ、ピルゼンから約3時間かかってクトナー・ホラの街に到着。まずはセドレツという地区にある納骨堂へ。
地元の人のお墓に囲まれた小さな教会です。この地下に納骨堂があります。
※ここから先、人骨の写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
セドレツ納骨堂入り口。入場料はこの近くにある聖母マリア大聖堂と聖バルボラ教会にも入れるコンビチケットが130Czk(約520円)。
大規模な墓地だったこの土地に教会が建てられたのは15世紀。その教会の一部に、掘り起こされたお墓から出てきた骨を納める納骨堂ができたようです。
19世紀後半、納骨堂に納められていた骨を使って教会に装飾を施したのがチェコ人の木彫家リント。彼のの名前はこれまた骨を使って教会の入り口に印されています。
装飾には約1万人の骨が使われているそうです。堂内中央にあるシャンデリアには人骨のほぼ全てのパーツが使われているんだとか。とっても細かくできていました。
しゃれこうべに混じって天使もいました。人骨で装飾されているなんて、なんだか不気味と思うかもしれませんが、実際に見ると不思議と全然不気味ではありませんでした。
納骨堂のすぐ近くには世界遺産に登録されている聖母マリア大聖堂があります。
12世紀にシトー会の修道院の聖堂として建てられた教会。その後15世紀に起こったフス戦争で焼かれ、多くの修道者が命を落としたようです。
30年戦争を経て修道院が再開するも、19世紀にはタバコ工場になったんだとか。建物自体は改築されているけれど、この土地の長い歴史が感じられる教会です。
この後はセドレツ地区から2kmほど離れたところにある聖バルボラ聖堂へ移動。
クトナー・ホラには銀鉱があったので、鉱夫の守護聖人であった聖バルバラを記念した聖堂が建てられたようです。
ステンドグラス。
天井。
教会見学後は、クトナー・ホラの旧市街をぶらぶらしました(写真は石の泉)。
観光だけではつまらない、クトナー・ホラでの〆はもちろんビール!
地ビールの飲めるレストラン、ダチツキー(Dačický)へ。
店内は暖炉があって、暖かかったです(この日は寒かったので嬉しかった!)
ダチツキーのビール。ここは黒ビールのが有名ですが、あまり好きでないのでラガー。
おいしいお料理を頂いて、クトナー・ホラを後にしました。
この後は、プラハに向かいました。旅行記、まだ続きます♪
ブログ訪問ダンケ!